製作日誌
 不定期更新。最終更新日 08/12/21
 今時珍しいベタな形式。読みたい人だけ読んで、というスタンス。実際のところ、基本的に私は無礼者です。


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2008/10/01

 適当に、最近のシナリオをプレイして見る。

 プレイしたのは、銭型警部氏作の「イスラームの分裂〜シーア派の台頭〜」。
 940年のユーラシアを題材にしたシナリオだ。
 この時代は日本以外はあまりよく知らないので、とりあえず日本でプレイ開始。
 関東に平将門、四国に藤原純友が反乱を起こしているので、
 資金と兵力をやりくりしながら平定する。
 その余勢をかって、南西諸島経由で中国大陸に上陸。
 南唐を併合した後は、勢力第一位だった遼を叩くべく後晋領を縦断して、
 遼が高麗攻めに気を取られている内に主要都市を次々に奪う。
 こうなると中国の群雄や周辺の民族はもう敵ではなく、
 10年足らずで東アジアをほぼ平定したところで一区切り。

 感想としては、拙作の私家版草原の覇者をベースにしているためか、
 日本の石高が高く、その反面中国諸勢力がやや弱く感じる。
 (私家版草原の覇者1180では、日本に勢力が乱立する一方、
  中国には金と南宋の二大国がいるため、そういう調整になっている)
 また、大地震があまりに頻繁に来るような気もする。
 ただ、程よく武将配置がなされているので遊びやすいと思う。
 何より、余り扱われる事の無い時代のシナリオなのは貴重だと思う。

 気が向いたら、他のシナリオについても書いて見るかもしれない。


2008/10/05

 ゲームの取り込み画像の取り扱い、ねえ。
 そりゃ、どこからがOKでどこまでがNGかの線引きは難しいし、
 ゲームの攻略サイトに使うのと、二次創作に使うのとの違いを説明するのは面倒だけれど、
 引用に該当しない限り、版権保持者からのクレームがいつ来てもおかしくない状況は想定出来る。
 まあ、直接版権側が潰しにかかった実例はここしか知らないけど。
 (上記サイトは、信長の野望の顔グラ比較を画像を載せてやっていたところ)。

 ツクールなんかでも取り込み画像を使った作品はあるけど、
 そうした作品は大っぴらに公開してない(=公共性の強いコミュニティには載せない)し、
 ある程度は弁えた上で公開していると思う。

 自分としては、そんなリスクをわざわざ犯すぐらいなら画像差し替えた方が楽、と考えるのだが、
 こういう事言っている自分は、頭の固いのかそうなのか。


2008/10/30

 架空武将ジェネレータのマイナーパックを更新。
 今回追加分はどれもこれも使い所が限定されるので、役に立つかはどうかは自信無し。

 ふと思い出したので、太陽系マップサンプルもついでに更新。
 といっても、アイコン追加したり見づらい経路を若干修整したりといった程度。


2008/11/01

 前にも書いたが、現在1550年のユーラシアのシナリオに取り組んでいる。
 意外にも、この年代で日本以外の地域を扱った史実シナリオは無く、
 近いものと言えば、NAGAICHI Naoto氏の「覇権のゆくえ」と、
 それを改変した冬至楼均氏の「覇権のゆくえ1582」くらいか。
 また、youki氏の大航海時代シナリオも参考になる。
 これらのシナリオのデータを参考にしながら、武将データを作成している段階。
 現在は、インドや東南アジアのあたりを作成中。
 日本周辺は龍虎争覇を流用すれば済むが、課題はまだまだ多く先は長い。


2008/11/13

 モンゴル強すぎかー、うーん。
 とりあえず、補充イベントで増える兵数と資金を半分に減らして、
 モンゴル武将の初期兵数を大きく減らして見たが、
 それでも、ロシア辺りは軽く持って行ける。
 史実っぽいと言えばそうなのだが、
 マップの東側の勢力を担当中のプレイヤーとしてはやってられん、という意見も頷ける。

 欧州戦乱については、追加する部分がある程度累積していたので、
 今回のモンゴル弱体化と合わせて、今度verupさせたものを更新する予定。
 課題は、作業時間がどれだけ取れるかどうか。

 以下、業務連絡。
 某氏のサイトで公開・補完されていたシナリオはほぼ確保。
 過去に氏が公開していたけど消えていたシナリオも合わせて、
 機を見て委員会で補完する予定。


2008/11/17

 週末使って、何とか更新。

 他の史実シナリオでも使っているのだが、
 手っ取り早くマイナー国家の君主名や在位期間を調べるという点ではRegnal Chronologiesは便利だ。
 だが、手持ちの史料やWikipedia(日本語版、英語版)と比較すると食い違う点も多いし、
 何より名前の読み方が分からない事にはどうにもならない。
 なので、適度に情報をすり合わせる作業が必要になる。
 まあ、一つの情報源を鵜呑みにしないできちんと裏を取るのは、
 どんな場合でも重要なことだけど。


2008/12/21

 委員会更新。おそらく、年内最後の更新になるか。

 今やっている作業は、下の通り。
 日常の中で時間を見つけつつ並列して作業していて中々表に出せないでいるので、
 中間報告を兼ねて、ここにまとめてみる。

 ・源平のデータ追加。
  現在、勢力と武将の細かい追加を行ったのみ。

 ・欧州戦乱記の調整。
  現在のバージョンでは、マップ上に見えない拠点があって軍団でしか攻め込めない仕様になっている。
  これは、中世欧州の君主が直接中央アジア以東まで乗り込んで
  モンゴルと戦うのは現実的ではない、との判断から以前の改訂の際に取り入れたのだが、
  現在の本体の思考ルーチン上、軍団委任では中々プレイヤーの思うように
  攻撃してくれるとは限らない。
  これではプレイアビリティを損ないかねないと思い、
  ベラサグンと大草原の間にある拠点を削除した上で全ての拠点を可視化する事にした。
  結果、このようになったが、どうだろうか。
  その他、ウラル地方や北アフリカに若干城を追加する予定。

 ・私家版草原の覇者1550(仮)の製作。
  インド&東南アジアは大体一段落。次は、モンゴル&中央アジアあたりを製作予定。
  それが済んだら、あとは明周辺が最後の山になるだろう。
  世界史系シナリオの常として、巨大な中華帝国をゲーム上で表現するかは悩みどころだ。
  普通に作ると、史実では末期だった帝国が周辺諸国をどんどん飲み込んでいく有様になるので、
  何かしらの工夫が必要だとは思うのだが。
  あと、シナリオの正式名もまだ試案中。

 最後のは、来年中には形に出来るといいなあ。
 皆さん、よいお年を。


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