製作日誌
 不定期更新。最終更新日 07/06/24
 今時珍しいベタな形式。読みたい人だけ読んで、というスタンス。実際のところ、基本的に私は無礼者です。


〜07/05/31
2007/06/02

 ギャルゲー戦国史、おもすれー( ^ω^)
   スクリーンショット
 最近の作品とかよく分からんので、自分的にはこのくらいでOK。

 自作の城アイコンでは旗で陣営色を表現しているのだが、
 アイコン全体の色で表現するタイプもまた需要があるようだ、
 と某氏の某シナリオで自分のアイコンが加工して使われているのを見て思った。
 という訳で、作った。
 疲れたので作業はまた明日。


2007/06/03

 日誌ネタ用に書き溜めておいた文章の転載。


 条件イベントについて、現在の考えを少々。
 歴史的事件を条件イベントで再現するのは史実シナリオを盛り上げる上で有効だが、
 あまりやりすぎるとシナリオ展開をガチガチに固定化させる事態になってしまう。
 そこで、イベント展開にある程度の振幅を持たせたいと思う。
 つまり「大抵は史実通りに進行するけど、たまにif展開に分岐する」ようにしたい。

 具体例を、序盤に起こす予定のイベントで説明する。

 例)清盛病死イベント

 史実では、清盛は治承5年(1181年)閏2月4日に熱病で病死している。
 しかし、没年を1181にしているとゲーム開始と同時に病死してしまう事が少なくないので、
 それを防ぐという意味も兼ねて、寿命を少々延ばした上で強制死亡イベントを組んでみたいと思う。

 発生条件は次の通り。
 (1)1181年2月である。
 (2)平清盛が桓武平氏の当主である。
 (3)源頼朝が清和源氏の当主である。

 条件に(3)が入っているのは、元ネタである光栄の『源平合戦』に由来。
 とは言っても、この時期に(3)が成立しない事など余程の事がなければ有り得ないが。
 上の条件を満たすと適当なメッセージが出て清盛が強制死亡するのが、順当な条件イベントの作り方。

 ここで、条件をもう一つ付け加えてみたい。

 (4)RandomAが0.95未満。
   (RandomAは、毎月0〜1の乱数を代入し直すイベントを作る事で定義される)

 こうする事で、上のイベントが95%の確率で発生するようになる。
 残りの5%だったケースでは、清盛が病死せず寿命が延びるので、
 平家プレイが有利になる(=反平家プレイは不利になる)といえる。
 他のシナリオだと、所有城や所属武将の有無でイベントを分岐させている例が多いが、
 そうすると条件を見抜いたプレイヤーが意図的に有利な方向に誘導できてしまう、というデメリットがある。
 ならば、最初から確率論的に分岐させてしまおうというわけだ。
 それでも、セーブ&ロード連打で何とか出来てしまうのだが……。

 ただこのままだと、病死イベントを回避しても何のメッセージも表示されず、
 プレイヤーに対して清盛の寿命が延びた理由が説明不足なので、
 次のようなイベントを作って、「if展開に分岐」した旨をプレイヤーに伝えるようにしたい。

 イベント名「清盛病死せず」(仮名)
 (1)1181年2月である。
 (2)平清盛が桓武平氏の当主である。
 (3)源頼朝が清和源氏の当主である。
 (4)RandomAが0.95以上。
 上の条件を満たすと「清盛の熱病が癒えて寿命が延びた」といった感じのメッセージが表示される。

 これで、(1)〜(3)の条件が成立していれば、RandomAの数値はその月の間は同じなので、
 「清盛病死」か「清盛病死せず」かのどちらか一方が必ず発生することになる(はず)。
 こんな感じに、シナリオ展開を左右するイベントを一定の確率で分岐させる予定。
 paradox社のゲームっぽい? そうかもしれない。


2007/06/05

 時間があったので、結構いい加減だった北陸周辺のデータを再構築。

 経過報告を兼ねて、奥羽&北関東の武将データをup。
 全部は埋まってないが、だいたいこのくらいのクオリティで行くつもり。
   製作途中武将データ


2007/06/08

 大勢力と地方勢力との関係について。

 旧バージョン対応版とテスト版では、大勢力に呼応した勢力は、
 史実では1180年初頭の時点でまだ帰服してなくても臣従または従属で再現していた。
 (具体的には、初期設定で木曾源氏に従属or臣従している北陸武士など)
 これは大勢力の侵攻ルートをなるべく史実に近づけようとした苦肉の策だったのだが、
 条件イベントの導入により表現の幅が広がったので、この点を改めたいと思う。

 どういう事かというと、
 これらの地方領主勢力は、いったん独立勢力に戻した上で、
 特定の勢力と隣接すると臣従化するイベントを用意した。
 イベントによって、コンピューター担当の時は必ず臣従化するし、
 (先日述べたようなやり方で一定確率で宿敵化しても面白いかもしれない)
 プレイヤー担当の時は臣従するかどうかを選択できる。
 一見すると、臣従する意味はないようだが、
 配下を客将に出して兵力を頂戴したり主家の兵力を分断出来たりするので。

 こうする事で、大勢力の侵攻スピードと進出方向を制御できるし、
 地方の小勢力もある程度外交の自由度が上がるのでプレイしやすくなる。
 手ぬるい、と思われるだろうが、
 日本の戦国時代を規準に作られている戦国史で半ばムリヤリ源平合戦を再現している以上、
 この程度の補正は必要と思っていただければ幸い。
 従属・臣従しやすさを上げるだけでは、平家有利に傾くだけだし。


2007/06/10

 製作中のシナリオでは、サンプル改造のマップを使用する予定。
 ただし、まだ更新中のようなので差し替えは一段落するまで保留。

 以下、独り言。
 このマップ、信濃の南北の分け方には違和感があるなあ。
 wikipediaの記事にもあるように、上田から軽井沢までの東信地方は北部に入れる方が多いので、
 正直、小諸や佐久が南信濃と言われてもピンと来ない。
 ただ、何らかの理由があってしていることだろうし(小諸が武田領だからか?)、
 途中の議論を追っかけてた訳じゃないので、今は静観しとこう。
 自分で使う分には、こっちで修正すれば済む話だし。


2007/06/11

 某スレへの返信。
 ひとまず、某シナリオのチェック終了。
 最初、条件イベントの方を読んで「そんなイベント見つからねえよウワァァァァン」と思ったのは秘密。
 それにしても何だこのイベントは。たまげたなぁ…。

 さて、平家物語などの軍記物ではしばし万単位で軍勢が登場するが、
 これは当時の人口や生産力からして、明らかな誇張と考えられている。
 源義仲が挙兵した時、実際に集まったのは千騎ほどだったとか。
 以前にも述べたように、
 手元のデータでは既に税収を切り下げて維持可能兵数にやや制限をかけているが、
 これらの点を参考に最大徴兵可能兵数の方も下げる方向で調整したいと思う。

 徴兵可能な最大兵数の方を制限するには次のようなやり方がある。

 @支持率を大幅制限するイベントの採用。
 A石高のデノミ。

 どっちがいいかは、思案中。つか、実験した方が速いかも知れない。

 それと、攻め手の兵数が少なくなると城攻めがやりにくくなるので、
 全体的に城規模を下げる必要性も出てくるだろう。
 (具体的には、一般的な拠点は3〜5がデフォ、平地や河畔などは0固定。
  ただし、朝廷や有力寺社など攻め落とされると何かと困る拠点は一律10に。)


2007/06/13

 『平家物語図典』購入。
 内容自体はまあ概説本なのだが、図典が非常に充実している。
 特に、この時代の武士の兵装の絵や再現図は参考になった。

 という訳で、さっそくこれを参考に弓矢のアイコンをリテイク。
 
 前回感じた違和感がだいぶ緩和された。この方向性で行こう。


2007/06/17

 某スレッドの意見を参考に弓アイコン手直し中。
 というか、よく見ると上の本に弓を射てる武士を描いた絵図が載ってるし'`,、'`,、'`,、('∀`) '`,、 '`,、'`,、

 イベントをあらかた実装したので、オートで何回か観戦中。
 見てて気付いた点を直しては観戦しの繰り返しなので、手間がかかる。
 でも重要なことだと思う。


2007/06/19

 見づらいとの指摘があったので、色違いアイコン修正。
 どこを変えたかというと、青赤緑黄のアイコンの彩度を強めにした。
 これぐらいにすれば、色の違いがたいぶはっきりすると思うが如何だろうか。
 ちなみに、アイコンの変換は手作業でも20分程度しかかからずそんな手間ではなかった。


2007/06/20

 御茶ノ水に洋書を買いに行ったついでに、久方振りに秋葉原まで足を伸ばしてみた。
 しかし、何も興味を惹かれるものが無かったのでそのまま帰ってきた。
 …もう若くないということだろうか。

 制作のモチベーションをさらに高めるために、
 私家版草原の覇者1180をプレイ。担当は木曾源氏。

 平氏の隙を突いて福原まで奪取
 →福原で平氏を足止めしつつ、鎌倉、平氏、奥州藤原の順に滅ぼす
 →鎮西衆を従属させる
 というルートで約十年で日本を統一。めでたく木曾幕府が誕生。
 軍船作り忘れとか釣り出し失敗などの不手際があったので、
 実際はもっと早くできたと思う。
 なんだかんだ言って、鎌倉を滅ぼして義経を登用するとついつい頼ってしまうなあ。
 何しろ、木曾勢は義仲以外智謀が低くてしかも海戦が苦手だし。
 おまけに、滅亡間近のタイチウトと同盟を組んでジェベを回収するというチキンプレイ。
 日本統一の時点で、石高世界3位。確かに日本贔屓と言われても仕方ないな。うん。
 この後は、大陸に乗り出して中国を統一し独走に入るのが順当だろうが、
 今回のプレイは、このシナリオのキモである「縮小版源平合戦」を楽しむことにあるので、
 ここでプレイ中断。

 やっぱり、勢力ごとに異なるエンディングがあるほうがいいよなあ。
 例)源氏勢力でクリア→征夷大将軍になって○○幕府成立
   平氏勢力でクリア→太政大臣になって人位階を極める
   寺社勢力でクリア→神権国家の成立
 てんたま氏のブログにある手法を使えば簡単に作れるので、そのうちやろう。


2007/06/24

 ついに ねんがんの バックアップデータを はっくつしたぞ!
 という訳で、数年前にディスクに退避させておいた旧作シナリオの大量発掘に成功した。
 いやあ、実家に置いてきたとは思いもよらなかった(汗

 このデータを元に、旧作シナリオの状況まとめを更新。
 データの山と格闘して疲れたので、upは日を改めてから。

 リストがかなり埋まってきたのはいいのだが、どうしても補完保留が多くなるなあ。
 「再配布について記述の無い」シナリオの取り扱いについて何かしらの議論が欲しいとこだけど、
 かといって杓子定規に「一律許可」「一律禁止」と決めてしまうのも問題はあるし。
 結局、今のように色々と理屈をこねて取り扱い範囲を広げていくのが無難か。


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