製作日誌
不定期更新。最終更新日 07/05/31
今時珍しいベタな形式。読みたい人だけ読んで、というスタンス。実際のところ、基本的に私は無礼者です。
2007/05/05
一年以上ほったらかしにしてた源平合戦のSE版対応に再着手。作業自体は四月から継続中。
目標は、条件イベントの充実と全武将の列伝記載(現在4割ほどまで完了)。
オープニングはこのようになる予定(画面は開発中のもの)。
2007/05/21
時間の合間を見つけては、列伝を埋めていく地道な作業。あともう少しで半分。
イベントに関しては、史実イベント(以仁王戦死、清盛病死、義経登場、平氏滅亡など)の他、
仮想イベント(清盛病死せず、源氏滅亡など)も充実させたいところ。
各武将の列伝を洗い直していると、
有名なエピソードのある武将をそれと気付かず凡将にしていたり、そもそも未登場だったり、
あるいは武将の重複に気付いたり(途中で改名したり資料によって名前が違ったりする武将を多重登録)、
と素人知識が露呈するようなミスが出てくるのである。
だからこそ一刻も早く改訂版を上げたいのだが、作業に使える時間が意欲に追いついてこない。
それと、武将の偏在が徐々に気になってくる。
シナリオ全体で1200人程度の武将がいる中、関八州に配置されている人材だけで300人は軽く越える。
史料に多く名前が残っているのが鎌倉時代を支えた東国武士である以上はやむを得ないが、
あまりに極端だとシナリオバランスに影響が出てしまう。
史実シナリオでの架空武将の導入は「あまりに武将の偏在が激しい時の最終手段」と考えてるので、
なるべく架空武将を使わずに済ませたいところ。
弁慶も与一も、一種の架空武将? そういう事を言い出したらキリが無いので、この場では割愛。
2007/05/23
いつまでも、弓入手時に鉄砲が表示されるのはよろしくない。
しかし、他所から引っ張ってきた画像素材に頼るのも個人的には悔しい。
なので、弓矢の画像をドット絵で描いてみた。
だが、どこか腑に落ちない。何故だ。
2007/05/24
アクセスログを見ると、こんな日誌でもチェックしてくれている人がいるようだ。
折角見てもらっていて放置では申し訳ないので、
繋ぎネタとして、手元の覚え書きから製作中のシナリオでの能力値設定の指針について抜粋してみた。
下の基準を踏まえた上で「あの武将の武勇は8以上じゃないとヤダヤダ」といった意見は、
もしかしたら反映されるかも知れないので、その時は「awak先生にはげましのおたよりを出そう!」(寒
現在配布中のテスト版で能力値をソートしてみると、
どの能力値でも3に大きく集中し、ほぼ大半が1〜6の範囲に収まっている。
3に集中してるのは「何をしたのかよく分からない人物」をオール3にしていたせいもあるが、
それにしても個性が無さ過ぎではないかと、ふと思う。
という訳で、次のようにある程度能力値を分散させてみた。
・能力値オール3の武将は、列伝が分かるものは反映させる。
「○○の子」「○○の戦いに参陣」程度の列伝しかない場合は、勘で決める。
・高能力値を付ける判断基準を緩和。具体的には次のような感じ。
10 :その時代の当該地域での第一人者。
(武勇なら義経、政治なら清盛、智謀なら後白河院。一つのシナリオに2人以上は居ない方がいい)
8、9:その時代の当該地域での一流。
(史実モノなら、教科書に載るレベル。ここより上は、ばら撒かない方がいい)
6、7:マイナーだが、優秀である事を示すエピソードのある人物。
(地元では名将、名政治家、名軍師と評価されるレベル。拙作の架空武将ジェネレータでは6が最高)
4、5:平均以上の能力はある人物。
(一般的な将軍、官僚、参謀など)
3 :標準
(残党、世嗣の能力はオール3)
1、2:無能か門外漢
(武勇なら文化人や聖職者、政治なら武辺者など)
0 :普通は付けない。さすがに郎党以下ってのはちょっと……
ただし、皇族・上流貴族などはホイホイ前線に出られると困るので武勇0で固定。
なお、武勇については「その武将の存在によって敵軍に与えることが出来る損害の指標」と解釈するので、
総司令官よりも前線指揮官としての活躍が多い人物は、陸戦指揮より武勇を高めに設定。
2007/05/26
一応、列伝記載作業は折り返し地点を通過。
源平合戦シナリオを作ったのは、今から4年前。
その時使った史料は当時近所にあった大きな図書館のものだったが、
2年前に転居してしまい、史料のコピーも散逸してしまっているので、
ネット上の文献で改めて調査し直し中。
その点ではwikipediaは便利。資料としての正確さには、やや心配な点もあるが。
2007/05/27
某スレッドへの返信。
メールでの意見について私としては、
「さあ遠慮はいらん、思う存分ぶち込んでみろ!」
というスタンスなので、自分のアドレスや身元を教えたくないとかいう理由でなければ、遠慮なくどうぞ。
まあ、その某スレッドもほぼ毎日巡回しているので、そちらに書いてくれてもOK。
以下、本題。
自分でも色々考えたが、蝦夷と種子島&屋久島の拠点を削除する事にした。
「蝦夷地や南西諸島を制圧していない事が天下統一の障害となる」という状態は、
種子島家やアイヌ民族が一定の勢力を持っていた戦国時代ならいざ知らず、
それらの地が「化外の地」扱いされていた源平合戦の時代では違和感がある。
そもそも、これらの地域では名前付きの人材が初期配置されていないので、
カットしてもシナリオ上は困らない。
という訳で、現在製作中のシナリオでは「最北端は北陸奥、最南端は薩摩大隅」となる。
とはいえ、「蝦夷地や南西諸島、ひいては大陸も含めた」源平合戦シナリオも作ってみたくはあるが、
武将の密度の差がエラい事になりそうなので、今のところ作る予定は無し。
本日は、これまで。
2007/05/29
数年ぶりに風邪引いて寝てた。
呑んだ後そのまま寝るものではないと実感。
布団から見上げる青空が綺麗だった。
夕方にはすっかり直ってしまったので作業の続きをやってた事は秘密。
某所へのレス。普段の日誌との文体の違いは気にしない方向で。
>すげー細かいことなんだけど、この時代なら延暦寺と園城寺は
>裏で宿敵設定にしておくのがいい、いや是非そうして欲しい、と思った。
園城寺(または三井寺)と延暦寺の抗争は、有名ですね。
しかも、1170年代末期には延暦寺の内部でも座主派(親平家)と堂衆派(反平家)の抗争が起きているので、
このあたりを再現する余地はありそうです。
>あと、比叡山は規模10でもいいかも?
了解。寺社関連は堅めにしたほうがいいですかね。
ついでに、一度延暦寺が滅ぼされても隙あらば復活するイベントがあったりすると、
史実での厄介さが再現できるかも、と思ったり。
>高倉宮家が強すぎる気がしたんだが、俺が知らないだけで、史実でも
>こんな感じなのだろうか?
ゲーム中では、
「史実での以仁王勢力」に「畿内のその他反平氏勢力」をくっつけてるので、
史実以上に強大になり過ぎてる観があります。
何しろ、プレイヤーが平家を操作しない限り1180年中にはまず滅びない。
まあ、弱すぎると平家のエサにしかならないんですが。
一応、現段階では「以仁王戦死イベント(以仁王と源頼政一家が死亡、従属臣従勢力離反)」
をランダムで発生させることを考えてます。
>あと、「山陰武士団」ってのはどういう勢力だったか、知りたいと思った。
要は、「山陰地方の親平家勢力連合」として一旦は統合したものなんですが、
(『源平盛衰記』にはこれらの山陰武士が一ノ谷の合戦で平家方で参戦している記事がある)
源平合戦時代の山陰地方の勢力をよく調べてみると、
石見の御神本氏や伯耆の紀氏のように源氏方に呼応した勢力が少なからず居たようで。
この辺は、改めて細分化し直してます。
>全体に、拠点の偏り方とか戦国時代と全然違ってて、それだけでも
>面白いと思った。源平もの、また読みたくなったよ。
この時代の主要勢力や合戦が関東や畿内に集中している、というのも理由かもしれませんね。
ご意見ありがとうございました。
2007/05/31
某所へのレス第二弾。
>ただ、奥州藤原氏の拠点が少し少ないような気もします。
>平泉と多賀城の間にもう2つほどあってもいいかな?と思いました。
>「津久毛橋城」や「多加波波城」なんてのが文献に登場しているので加えてみるのも
>面白いかもしれませんよ。
>あと厚樫山〜逢隈湊の間に「根無藤」に城郭を構え云々という話もありました。
>大軍が奥州に進撃してくるとイベントで「厚樫山防塁」が出現するってのも面白そうです。
吾妻鑑には、多加波々城を包囲し、
津久毛橋にて梶原景高が歌を詠んだという記事がありますね(見落としてた…)。
適当な拠点名が無い所は、古代の城柵名を持ち出したり郡名で補っていたりするので、
情報提供はありがたいです。
奥州藤原と清和源氏が交戦状態に入ったら、
阿津賀志山(当時の表記優先)の城規模が増えて「阿津賀志山防塁」に改名、
ついでに藤原方の足軽兵数が増える、という強化イベントとして作るのも面白いですね。
(仮想で、平家や木曽源氏をイベント対象に加えてもいいかも)
>源平シナリオ、商業値の比率が高すぎて金余りにならない?
>税率30%で毎月MAX徴兵でも大黒字。
最大の理由は、交易に頼らない鎌倉&木曽が伸びるバランスにしようと思った事なんですね。
史実での源平合戦は奥州合戦含めて9年しかかかってないので、
それに合わせた早い展開にしようと思った結果が、金に困らないこのバランス。
ただ、条件イベントが導入されて、拡大スピードをイベントでフォローできるようになったので、
バランス修正は考えてます。
それにしても、テスト版の更新日時は2006年1月。
列伝やイベントはまだまだ未完成だけど、テスト版を更新すべきなのかなあ。
どちらも、ご意見ありがとうございました。
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