製作日誌
 不定期更新。最終更新日 07/11/28
 今時珍しいベタな形式。読みたい人だけ読んで、というスタンス。実際のところ、基本的に私は無礼者です。


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2007/11/01

 忙しいを理由に更新が滞るという事は、よくある話だと思う。
 でも、自分は良く頑張った方だと思う。
 ということで、源平テスト版更新。


2007/11/07

 源平シナリオが一段落したので、他のシナリオのバージョンアップ作業も再開。
 欧州戦乱記も、ぼちぼち手を付けてみる。
 武将列伝を端折れば、そこまで時間はかかるまい。

 ところで、豆知識をひとつ。

 「藤原道長」は『ふじわらみちなが』と読む。
 「源頼朝」は『みなもとよりとも』と読む。
 「北条時政」は『ほうじょうときまさ』と読む。『ほうじょうときまさ』とは読まない。

 学校で歴史を習い始めた頃、この「」の有る無しが気になった人は少なくないと思う。
 何故この「」が入るかというと、
 「藤原」や「源」は血縁集団を区別するための『氏』であって、
 「何(という氏族)の某」と名乗るために「」が入る、というため。
 つまり、苗字である『北条』とはそもそも違う次元の存在なのだ。
 鎌倉時代以降苗字が広く使われるようになった後も、
 こうした『氏』は正式な名乗りとして存在し続けた。
 先述の北条時政も、正式には「平時政(たいらときまさ)となる。
 後に、羽柴秀吉が朝廷から貰ったのも「豊臣」という『氏』であって、
 苗字である「羽柴」は改めていない、といわれる。

 と、ここまで書いておきながら、
 源平合戦シナリオでは、「氏」と「苗字」が混在して不統一なように見える。
 というのも、源平合戦の時代が苗字の広がり始めの過渡期にあたり、
 「氏が不明な武将」もいれば清盛や頼朝のように「苗字を名乗った形跡の無い武将」もいるからだ。
 片方に統一しようが無い以上は、あえて混在したままにしておく他無いのだ。
 そこまで気にする人がいるかどうかは別として。


2007/11/09

 欧州戦乱記の改訂にあたって、必要と思われる作業を整理してみる。

 ・固有名詞の一部修正。
 (例:欧州戦乱記や蒼き狼に登場するマールディーン王国は
   アルトゥク朝として記されることが多いので、こちらに変更。
   同様の理由により、ルリスターン王国もハザーラスプ朝に変更)

 ・条件イベントの実装。
 (史実イベントはもちろんのこと、
  教皇領と同盟を結んでいると十字軍費用を取られるイベントや、
  教皇領と敵対すると破門宣告を受けて周辺諸侯に攻め込まれるイベントなども構想中)

 ・拠点アイコンと情報画面アイコンの実装。
 (素材がだいぶ揃ってきたので、ここはこだわりたいところ。)

 ・武将列伝の限定的な追加
 (調べ直すのも新たに書き起こすのも大変なので、
  私家版草原の覇者にも登場する武将の列伝をそのまま流用する形になるかと)

 ・架空武将の作り直し
 (現状で、プレイ中盤頃には武将が余ってしまうので、
  架空武将の登場ペースを大幅に低くする。
  そのかわり、ゲーム開始後50年までは登場するようにする)

 細かい事は結構忘れてるので、
 武将追加とか勢力細分化とかそういう込み入った事までは手が回らないかも知れず。


2007/11/14

 仕事柄、東京都外へ出かける事がたまにある。
 昨月は所沢に行ってきたのだが、先週末は横須賀へ行ってきた。
 冷たい雨の降る三浦半島の山中で遭難しかかったのはここだけの話。

 用事が済んだら後はに東京に戻るだけなのだが、
 こういう小旅行の際には当地の中古書店を回るのがささやかな楽しみ。
 近縁の中古書店には残ってない掘り出し物が、意外とこういう所にあったりするので。
 折角だから鎌倉に寄ってこうかなと思ったけれど、この後用事があるのと悪天候なのとで見送り。

 シナリオのほうは、しばし沈思黙考中。
 大河賞シナリオコンテストが戦国史同盟で開催発表となり、
 もしシナリオを出すならこういうシナリオを出そうという案はあるけれど、
 一ヶ月で完成させられるかどうかは分からないので、どれだけ労力を回すべきか迷うところ。


2007/11/16

 大谷俊氏製作のツール『AC_Bushou』が面白い。
 基本的な概念は拙作の架空武将ジェネレータと共通しているが、
 インターフェースを用いて色々設定を弄れるようになっている。
 折角なので、架空武将ジェネレータのデータを流用して名前データを作成してみた。

 ついでに、バグをいくつか発見。
 ・武将登場年が15年で固定されてしまっている。
 ・一度武将作成を行った後、生成テンプレートを変えてまた武将作成を行うと、
  前に使った生成テンプレート由来の名前要素が混入してしまう。
 (苗字や名前の数が前回のテンプレートより少ないテンプレートを使用したときに起きると思われる)

 こういうのって、どういう場所で報告すればいいのやら。
 初対面でいきなり乗り込んでいくのも億劫だし。


2007/11/19

 AC_Bushouのテンプレートデータを追加してみた(URLは上と同じ)。

 また、書き溜めたアイコンをコンテスト出典作と一緒に公開。

 業務連絡だけだけど、今日はこんなもんで。


2007/11/26

 古琉球史と極東マップを更新。
 今までの流れとは脈絡のない更新に見えるかも知れないが、
 これは手元のシナリオに手を加えて出来上がったものから順次更新しているため。

 古琉球史のような城数の少ないシナリオは、
 戦国史に慣れてない人の練習用などそれなりに需要があると思うんで、
 おろそかにせずにメンテナンスしていきたいところ。
 北方十字軍のSE版対応は、欧州戦乱記の更新とセットになると思う。


2007/11/28

 先日、中古で「大海信長伝 GE・TENII」を購入。
 織田信長が本能寺で死なずに海外進出に乗り出していたら、というテーマなのだが、
 何というか、いろんな意味で惜しいゲームだと思う。
 登場武将が少ないとか、登場勢力も多くないとか、
 操作法がとっつきにくいとか、演出が垢抜けてないとか、
 武将の解説がセンス悪いとか、まあ色々あるけど。
 少なくともコーエー製歴史SLGと同程度のものを期待した人は、肩透しを食らうのでは。
 題材に興味を持ってプレイしてみたいと思った方には、
 代わりにここで補完している覇権の行くえ1582シナリオを勧める。
 武将数も城数も勢力数もこっちが上だし。


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