『信長の野望』における架空人物命名システム(女性編)

(注)現在調査中につき、ここの内容は暫定的です。予告無しに変更する可能性があります。
   また、調査には各作品ごとに現存する全ての版で確認しているわけでないので、
   他版との差異が存在する可能性があります。


■覇王伝の架空姫

(PC-98版・Windows版・SFC版・PS版共通)

愛 葵 茜 梓 綾 杏 唄 栄 瑛 円 乙 音 夏 花 華 
霞 雅 環 輝 菊 鞠 橘 弓 玉 琴 薫 恵 桂 月 幸 
香 彩 桜 皐 史 紫 詩 篠 寿 秋 春 初 渚 昌 織 
翠 星 清 静 雪 蒼 智 朝 潮 蔦 椿 汀 桃 藤 瞳 
南 忍 巴 芭 美 舞 楓 文 望 麻 妙 霧 唯 優 悠 
柚 夕 遥 淀 藍 蘭 里 緑 鈴 恋 栞 福 都 鶴 京 



 信長の野望シリーズには、武将のみならず姫たちも登場する。同シリーズでの姫の役割は、他大名家と婚姻関係を結んだり家臣と縁組みして一門衆に加えたりするもので、このあたりの事情は光栄の他作品もあまり変わりない。最近の作品は史料の調査が進んだのか実在の姫君が登場する機会も増えてきたが、プログラムによって作成される架空の姫君もまた数多く登場する。当レポートでは、そういった架空姫も調査と考察の対象としたい。

 まず、覇王伝について調べてみた。この作品は筆者が初めてプレイした歴史SLGで、今にして思えばいろいろと長所も短所もあるが思い出深い作品である。

 覇王伝では、初期設定で史実姫が存在しない大名家には必ず架空姫が一人配置される。また、どの大名家でもランダムで新たに架空姫が追加される。姫の登場が決まると名前の入力を求められるが、ここで名前を入力しなければランダムで選ばれた名前が付く。10代の大名でも僧籍にある大名でもこうしたイベントが発生するので、登場する姫たちは必ずしも大名の娘ではないようだ。

 これらの姫に使われるの名前は、上に示した通りだ。古めの作品にもかかわらず、非常にバラエティに富んでいる。よく見てみると、上の名前の候補は蒼き狼・白き雌鹿IVや元朝秘史でも使われているものも多数存在する。


■将星録の架空姫

(Windows版)

<父親の名字>

茜 朱 紅 紫 藍 蒼 翠 緑 彩 桜 桃 菊 藤 橘 葵 
椿 楓 桂 桐 梓 篠 蘭 杏 柚 麻 蔦 皐 花 華 梢 
萌 香 薫 風 雪 霞 霧 露 渚 波 潮 汀 澪 鶴 蛍 
蝶 月 星 輝 光 瞳 円 環 玉 珠 宝 鞠 絹 錦 弓 
琴 鈴 栞 都 京 里 佳 美 麗 妙 雅 綾 優 秀 悠 
遥 智 清 静 忍 唯 幸 福 寿 慶 恵 昌 栄 満 希 
望 夢 文 史 舞 詩 唄 歌 巴 伏 
夕顔 明石 玉鬘 空蝉 藤壺 三宮 六条 末摘花 牡丹 

 将星録では、上記リストにある名前が上にある順番で提案される。他作品・他機種での名前候補はこれと多少差異があるだろうが、一種の代表例として掲示しておく。

 信長の野望シリーズでは、天翔記以降『姫武将』制度が取り入れられた。どういう事かと言うと、姫の『髪結いの儀』が終わった後に武将として育てるかどうか尋ねられ、武将として使うことが出来るようになるのだ。彼女らは父親似の能力を持っていることが多いので、優秀な大名ならば似た能力の娘達を揃えて楽にゲームを進めることも可能だ。……そうするくらいなら、架空の息子も登場させて武将として育てたり他家に婿入りさせたりすることも可能にしてほしいと筆者は思うのだが、そうすると史実武将と混同される恐れがあったのだろう。なお、同シリーズの近年の作品である天道において、架空息子の制度が採用された事を補足しておく(詳しいことは武将編のページ参照のこと)。


■烈風伝の架空姫

(PS版)

<父親の名字>

葵 茜 梓 綾 杏 栄 円 佳 夏 花 華 霞 雅 環 希 輝 
鞠 橘 弓 玉 桐 錦 琴 薫 圭 恵 慶 桂 蛍 月 絹 光 
幸 紅 香 彩 桜 皐 史 紫 詩 篠 紗 朱 珠 寿 秀 渚 
梢 翠 星 清 静 雪 蒼 智 潮 蝶 蔦 椿 汀 桃 藤 瞳 
忍 波 美 舞 風 文 宝 萌 望 麻 妙 夢 霧 唯 優 悠 
柚 裕 遥 藍 里 緑 鈴 麗 露 栞 澪 福 都 鶴 京 満 


awakの歴史SLG研究室に戻る