拠点アイコン自作のススメ

 拠点アイコンを自作するに当たって、自分はこんな感じに作業を進めた。
 我流なのでもっと要領の良い方法はあるだろうが、何かの参考にしてくれれば幸い。

 @ →A →B

 まず、元になるドット絵を作成する(@)。
 この時、256色あたりに減色しておかないと戦国史で正しく表示出来ない。
 ドット絵作成はWindows付属のペイントでも出来るし、
 改変可能なフリー素材を切り取ってきて元絵にする事も可能だろう。

 次に、ペイントツールを使って彩度を落とし、モノトーンにする(A)。
 後で色違いのアイコンを作る時、余計な色が混入するのを防ぐ為だ。
 この工程はペイントでは出来ないので、市販のペイントツールを使うか、
 フリーで多機能なツールを探して使うかのどちらかが必要となる。
 ここで作ったアイコンはそのまま灰色アイコンに転用するので、
 うっかり上書きしないように別名で保存する事をお忘れなく。

 そしてAで作ったモノトーンアイコンを元に、色違いアイコンを作る(B)。
 これもペイントツールの機能で色相変更を行って、赤青黄緑茶紺の6色分作成。
 これで、赤青黄緑茶紺灰の7色分のアイコンが出来上がる。
 なお、見分けがつきにくいとの指摘が以前あったので、
 自作のアイコンに関しては赤青黄緑のアイコンの彩度を引き上げる調整を行った。

 以上に示した手順によって、
 7色分のドット絵を1枚ずつチマチマ作るという事をせずに、
 元となる1枚の絵さえ用意すれば、7枚分の色違いアイコンを作る事が出来るのだ。
 省力化は量産体制の必要条件だと改めて認識。

 (補足)
 なお、上の説明では「ペイントツールの機能で色相変更を行って」と書いたが、
 沢山のツールを試したわけでは無く、
 ツールによっては色相変更を行っても希望通りの結果にならない事が予想される。
 (例:灰色アイコンの色相を変えても灰色のままだったり。
    無彩色なのだから当然と言えば当然かも)

 そもそも分かりやすさ優先で「色相変更」と書いたものの、
 私自身、手持ちのツール(PaintShopPro)で使用したのは、
 「色相の補正」機能ではなく「カラーバランスの調整」という機能だったりする。
 この機能は、イメージ全体のRGB値をそれぞれ増減する機能で、
 例えば、R(赤)を増やしてG(緑)とB(青)を減らすとイメージ全体の赤味が増すのだ。
 元は写真を修正する為の物なのだが、こういう使い道があると知ってからは重宝している。
 このように、名前の違う機能のほうが目的に沿うことも少なく無いので、
 手持ちのツールにある全ての機能を一度試してみるのもいいかも知れない。
 なお、どうでもいい画像ファイルで実験したほうが事故が少ないのでお忘れなく。

 (補足2)
 こうして作成したアイコンは、戦国史ではタテヨコ半分の大きさで表示される。
 元の絵によっては思った通りに表示されなかったり絵が潰れてしまったりするので、
 あまりゴチャゴチャしてないものを元絵として使用するか、
 元絵をサイズ拡大で引伸ばしてから使用するのが良いと思われる。


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